2018-06-03

未来を担う子どもたちに求められるもの

未来を担う子どもたちに求められるもの【インタビュー】
チームラボ代表
猪子 寿之氏

2020年度から小学校での「プログラミング教育」が必修化される。
自分が意図したものを実現するためにどのような動きが必要なのか、その動きに対応した記号をどう組み合わせたらいいのかを論理的に考えていく「プログラミング的思考」の育成が目的である。

デジタルテクノロジーを使ったアート作品を手がけるチームラボ代表の猪子寿之氏は「プログラミング的思考」について「デジタル領域とは切っても切り離せない時代に人間の営みに欠かせないもの。
ただし、何か魔法のようにプログラミング的な思考ができたからといって救われるわけではない」と語る。

未来を担う子どもたちに求められるもの
急速な技術革新の中でこどもたちに求められるものとは何か。
猪子氏は「自分とは違う専門的な知識を持っている人と共に答えのない問題に対して新たな答えをつくっていく共同的な創造性」の重要性を指摘し、「学校から抜け出して山や森で他者と自由に遊ぶ。
それこそが人間の創造性や共同性を高めていくことだ」という。

また「自分の身体で切り開いてきた経験から紡ぎ出される身体による立体的思考こそが、イノベーションやクリエイティビティに直結する知である」として、「意図的に人間の創造性を伸ばして、身体で世界を捉える力、立体的な思考をできるようにする。
それが新しい時代に生きていくということ」と語る。

【プロフィール】

猪子 寿之(いのこ・としゆき)

1977年生まれ。
2001年東京大学計数工学科卒業時にチームラボ設立。
チームラボは、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。
アート、サイエンス、テクノロジー、クリエイティビティの境界を越えて、集団的創造をコンセプトに活動している。
本県では2016年に「チームラボアイランド-学ぶ!未来の遊園地inとちぎ」、2017年に「チームラボアイランド-学ぶ!未来の遊園地in宇都宮」を開催。

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