2018-06-03

伝統+ICTで「強み」を磨く

伝統+ICTで「強み」を磨く【インタビュー】
富士通株式会社チーフエグゼクティブアーキテクト テクニカルコンピューティング担当 山田 昌彦氏

最先端技術を活用した製造業の変革が話題となる中、ものづくり県とちぎに求められるのは、どんな取り組みなのだろうか。
スーパーコンピュータ「京」のプロジェクト責任者を務める山田昌彦さんが持論を語ってくれた。

「とちぎはEUに学ぶべきです」。今、世界経済を牽引しているのは、アメリカと中国。
2国のGDP総額は突出して成長しており、従来の国際的なバランスを変えつつある。
その中でEUは、成長の軸となる産業の創出と育成を目指し、加盟国の研究開発を財政面で支援。
地域ごとの強みを生かしたさまざまなビジネスが生まれている。インターネットの普及により地理的な距離が意味を持たなくなった今、重要なのは、地方が直接世界と繋がり競争できる力を持つことだと言う。

さらに、ICTの発展・普及により、ものづくりのシステムは大きく変化している。人を介さないプロダクツが当たり前になる日も近い。
だからこそ、「外国語を習得しグローバルベースで生きてほしい」というのが、山田氏から栃木のものづくり産業の未来を担う若者、技術者へのメッセージだ。
地域には、核となる「地域の強み」をデジタル技術で磨き上げ、世界に打って出ることが求められる。

【プロフィール】

山田 昌彦 (やまだ・まさひこ)

富士通株式会社CEA チーフエグゼクティブアーキテクトテクニカルコンピューティング担当。
スーパーコンピューター「京」プロジェクト責任者。
1956年栃木県栃木市生まれ。
栃木県立栃木高校から北海道大学工学部卒、1979年富士通株式会社入社。
栃木市ふるさと大使。

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